蓬の歌を聴きながら

曹植とその周辺の人々の作品です。素人解釈なので誤字脱字誤訳などお気づきの点はコメントいただけると嬉しいです。m(。・ω・。)m

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懷親賦

懷親賦 并序

濟陽南澤有先帝故營,遂停馬住駕,造斯賦焉。

獵平原而南騖,覩先帝之舊營。
步壁壘之常制,識旌麾之所停。
存官曹之典列,心髣髴於平生。
回驥首而永遊,赴修途以尋遠。
情眷戀而顧懷,魂須臾而九反。


曹植が狩りに出かける途中、南澤を通りかかった時に作った。
ここで以前曹操が築いた塁を見て、懐かしい気持ちになる。
制作年代は東阿王に封じられている期間とされる。
散逸した部分もある。


【注釈】
懷親…親は曹操を指す。
南澤…河南省蘭考県。
先帝故營…曹操の陣。
南騖…南に向かって駆ける。
步…ゆっくり進む。
壁壘…陣営を囲む防衛のための壁。指揮官の陣営を指す。
常制…規則。
識…認識する。
旌麾…将帥が戦のときに掲げる旗。ここでは曹操を指す。
存…回想する。懐かしく思う。
官曹…官吏の人事機関。
典列…功績によって与えられた(曹操の)爵位。
髣髴…ぼんやりしている。
回驥首…馬の首の向きを180度変える。
永遊…遠くまで遊覧に出かける。
修途…長い道のり。
尋遠…遠くに向かっていく。


【訳】
南澤には父が過ごした陣営がある。馬をとめて赴いてみた。ここに賦を作る。

狩りをしに平原を駆けて南へ向かう。父が昔築いた陣営が見えてきた。
ゆっくりと陣地を歩き、当時将帥の旗がここにあったことを思い出す。
父がこの地で任にあたっていた頃のことが記憶によみがえる。
さて、馬の首を引いて出発しよう。これからは長い道だ。
心の中ではまだ名残惜しく、陣営に引き返したいと思う。
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